脊柱管狭窄症

湘南カイロは1987年に開設され、私自身も臨床歴10年以上、
2005年に茅ヶ崎駅前に茅ヶ崎治療室を開院して以来
これまでたくさんの脊柱管狭窄症の患者さんを施術してきました。

脊柱管狭窄症でお困りの方へ
当院の脊柱管狭窄症の治療方針について書きましたので、お読み下さい。

脊柱管狭窄症とは?

近年画像診断の普及から、
特に高齢者に多くつけられる病名の一つに
「脊椎管狭窄症」という症状名があります。

脊椎管狭窄症とは背骨の中の空洞の脊椎管に、
組織の硬化や靭帯性の要因により脊柱管が狭くなり、
立っている時の腰痛や間欠性跛行が特徴です。

間欠性歩行とは、少し歩くと痛みが出てきて
しゃがんで腰を丸くすると症状が収まり、
また歩けるというものです。
歩行する時はこの繰り返しをすることを言います。

原因は定かではなく加齢変化ということになっていますが、
加齢になったら全員がなるわけではないので、
加齢が原因とは考えにくいです。

1994年に米国連邦政府厚生省ヘルスケア政策・研究所が作成した、
成人の急性腰痛治療ガイドラインには、
腰痛の病歴のない62人の対象者のCTスキャンの読影で
40歳以下を対象者で、脱出した椎間板は平均して対象者の19・5%に発見され、
40歳以上の対象者では、平均して50%に異常所見がありました。

うちわけは、対象者の
・27%が椎間板ヘルニア、
・10%が関節面肥大、
・3%が脊柱管狭窄症 と診断されました。

また、健常者を対象にCTで椎間板を調べたところ20〜27%、
MRIでも21〜36%の人に椎間板ヘルニアが見つかっています。

他にも腰痛患者と腰痛の無い人を同じ人数MRI検査をしたところ、
どちらにも同じ位の
椎間板ヘルニア・狭窄症・分離症・すべり症を持っている人がいることが分かり、
これらの病名は痛くない人にもおなじパーセンテージでいることから
腰痛の原因ではないという結果が出ました。

 

本当の腰痛の原因は?

2014年、日本整形外科学会と日本腰痛学会は、
腰痛の発症や慢性化に心理的なストレスが関与していて、
画像診断などでも原因が特定出来ない腰痛が
大半を占めるとの診察ガイドラインをまとめました。

重篤な脊髄疾患の兆候がない限り、
すべての患者に画像検査をする必要はないとし、
腰痛があればまずエックス線で骨や神経の異常がないか調べる
現在の診療の在り方が変わりそうです。

日本では、腰痛の診療指針は初で、
個々の医師の経験や勘で行われてきた診療を、
科学的な根拠に基づいて統一的に行うのが目的で、
2001年以降の国内の医学論文4000件から厳選した約200件を基に、
両学会の専門家が医師向けに策定したものです。

指針によると腰痛は発熱や胸部痛といった危険信号の有無で

(1)がんや外傷、感染症などの重い脊髄疾患が疑われるものや
(2)麻痺やしびれ、筋力低下など神経症状を伴うもの
(3)原因が特定できない非特異的腰痛

に分類することが重要としました。

非特異的腰痛は、
いわゆるぎっくり腰やストレスが原因になっているものを含み、
全体の85%を占めるとの研究があります。
厚生労働省でも整形外科でX線やMRI検査をしても
腰痛の85%は原因不明と発表しています。

指針の策定委員会のメンバーである
福島県立医大の教授(整形外科)の話では、
患者が望むこともあり現状では約8割で画像診断をするが、
痛むからといって画像で原因が分かることは実は多くない、
単に加齢で起きている骨や神経の変化を画像で患者に示して
「だから状態が悪いんだ」と思い込ませるのは逆効果だ、
慢性腰痛では、深刻に考えすぎて安静にするよりも、
身体を動かかしたほうが症状が軽くなる可能性が高い、と言っています。

日本でも昨年やっとガイドラインが公開されましたが、
米国と同様腰痛の原因とされていた画像診断上の病名、

椎間板ヘルニア
脊椎管狭窄症
分離症
すべり症
変形性脊椎症

などが、腰痛を引き起こしていないと判明しました。

MRIの画像を見せられて
「ほら、ここが狭くなって神経を圧迫しています」と言われれば、
ここが圧迫されているから症状が出ていると信じざるを得ません。

しかし、椎間板ヘルニアの項のガイドラインにもあるように、
検査でヘルニアや狭窄症などが見つかりますが、
症状との因果関係はないとされています。

 

一般的な治療方法

整形外科で「脊柱管狭窄症」と診断された場合の
主な治療方法を紹介します。

・薬物療法
・装具療法
・温熱療法
・電気療法
・牽引療法
・運動療法
・神経ブロック療法
・プラセンタ注射
・手術療法

上記が主な治療方法になります。

上記の治療で症状が改善する事ももちろんあります。
ですが、現実は
「症状が改善しない」
「症状が悪化した」
「毎日牽リハビリに通って治療しているのに筋肉が無いからだといわれた」
「あと何回通ったら良くなるか分からない」
と、おっしゃる方がたくさんいます。

これから手術を勧められている方は、
するかしないかすごく悩むと思います。

手術終わったが痛みが改善しなかった方は、
もう治らないのかなと不安になると思います。
今後どうしたらいいのかも不安になりますよね。

当院には、そういう悩みの方が多くご来院されます。
そして笑顔になって帰って行かれる方が多いです。

当院は上記の治療法は一切行わず、改善させていきます。

 

当院の治療の考え方と治療法について

当院では脊柱管狭窄症は、
歩行により症状が出現してしゃがむと軽減することから、
私は伸展障害タイプに分類しています。

狭窄症と病名がつかない方で同じような症状の患者さんは多く、
伸展障害タイプの施術でほとんどの方の症状が改善され
歩けるようになります。
高齢の方でも一緒です。

当院が考える狭窄症の症状の原因

①骨盤の関節が腰を伸ばす方の動きが悪くなり、
立位や直立で歩く事が困難になるからです。
骨盤の歪みを調整して関節が正常に動くようにします。

②背骨の腰椎とひどくなるとその上の背骨まで硬くなり、
伸ばす事が困難で立位や直立で歩く事が出来無くなります。
背骨の関節を調整して、背骨が反れるようにして
立位や直立で歩く事が出来るようにします。

③背骨を支える筋肉(背筋)にトリガーポイント(筋繊維の硬結・シコリ)が出来ても
筋肉が緊張して硬くなり、背骨を伸ばす事が辛くなります。
ピンポイントで出来るトリガーポイントは、
揉みほぐしたりさすったりするマッサージでは解消出来ません。
丹念に触診してシコリを探し出し、
緩める事で症状を改善させます。

狭窄症は一つの原因で起こるというより、
これら全てが蓄積してこの様な症状を出すと考えているので、
原因となる全てを調整して症状を改善させます。

 

 

 

 

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投稿日:2017年5月26日 更新日:

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